贅沢すればいい
幼少の頃、寿司は親戚の集まりでしか、食べたことがなかった。
それ以外で食べるとしても、干瓢巻きと河童巻きであった。
その反動か、それとも配偶者の影響か、寿司を食べる機会が増えた。
休みという晴れの気分もあい合わさって、パンパカパーンっと昼から寿司である。
贅沢の極みである。
もう生き急いでるとしか考えられない。
兎にも角にも寿司である。
ランチだろうが寿司は寿司。
鼻血ブーものである。
グルメなおじさまがお勧めするだけあって、ネタが良い。一つ一つにバラ色世界が現れる。
現代のパラダイス、この世の終わりである!!
片手に持ったチラシ丼を置くことができず、モリモリ食べてしまうのだ。
味わって上品に食べたいのだが、丼を置くことを体が全力で拒絶する。本能に抗わずモリモリ食する。
全力でチラシ丼と対峙しやがて静寂。
美味かった。
我が人生一片の悔いなし!というくらい美味かった。